門坂
- Amazonの中古出品の仕組み
- 中古品を出品する流れ
- 中古商品を出品する時の注意点
Amazonは中古出品に優れていない?
Amazonは中古品を販売するように設計されていません。
たとえば、サイトで中古商品を購入する時、実際の製品の写真がないケースもあります。
その他、ユーザーが自体がAmazonで中古品が売られていると認識していない方も多かったり、ファッション関係の商品が出品できなかったりなど制限もあるため、Amazonは中古販売に最適とは言えないでしょう。
ただ、ありがたいことに、Amazon出品者の評価制度により、信頼できる出品者から購入することはできます。
Amazonの中古出品の仕組み
Amazonの中古出品の仕組みについて紹介します。
出品前に下記ポイントを理解しましょう。
Amazon出品アカウントの登録が必須
Amazonで中古商品を出品する場合は、Amazonの出品アカウントが必須です。
まだ、出品アカウントをお持ちでない方は、下記記事を参考に出品アカウントの開設から始めましょう。
Amazonセラーセントラルの登録方法【面談対策についても紹介!】中古で出品できないカテゴリあり
Amazonでは中古で出品できないカテゴリが決められています。
出品が禁止されている代表的なカテゴリは下記の通りです。
- 腕時計
- ビューティー
- ペット用品
- ファッション
- シューズ&バッグ
- ジュエリー
- ドラッグストア
- 食品
- べビー用品
- アマゾンデバイスアクセサリー
- 自動車
- 本
- カメラ
- ホーム&ガーデン
- 電化製品
- 音楽
- オフィス製品
- パソコン
- ソフトウェア
- スポーツ
- ビデオ、DVD、Blu-ray
- ビデオゲーム
例えば、「任天堂の商品」に出品制限がかけられているアカウントもあれば、問題なく中古出品ができるアカウントもあるということを覚えておきましょう。
成約料がかかるカテゴリがある
Amazonで商品を販売する時は、新品・中古に関わらず、カテゴリごとの販売手数料がかかります。
その他下記ジャンルの関しては、販売手数料に合わせてカテゴリ成約料が加算されます。
商品カテゴリー | カテゴリ成約料 |
本 | 80円 |
CD・レコード | 140円 |
DVD | 140円 |
ビデオ | 140円 |
例えば、AmazonでCD・レコードを販売した場合は、手数料15%+カテゴリ成約料140円がかかるということです。
手数料に関しては関連記事でも詳しく紹介しています。
Amazon販売手数料完全ガイド【手数料の計算・確認方法も紹介】Amazonで中古品を出品し発送するまでの流れ
Amazonで中古品を出品し発送するまでの流れは下記の通りです。
セラーセントラルにログインして「カタログ」→「商品登録」で中古出品したい商品を検索します。
その後「中古」で「この商品を出品」するを選択します。
「商品の販売価格」「在庫数」「コンディション」「フルフィルメントチャネル」を入力します。
Amazon FBAを利用する方は下記記事を参考にしてください。
Amazon FBAには登録すべき?【特徴と登録方法を徹底解説】中古商品の場合、商品の状態を伝えるために写真アップロードすることもできます。
必要に応じて写真も掲載しておきましょう。
最後に保存して終了を選択すれば完了です。
商品が購入されたら、納品書を印刷して発送して、発送通知を忘れずに実施しましょう。
Amazonで中古商品を出品する時の注意点
Amazonで中古商品を出品する時の注意点を3つ紹介します。
適切なコンディションを選択する
Amazonで中古商品を出品する時は「中古 – 非常に良い」「中古 – 良い」など、適切なコンディションを選択する必要があります。
このコンディションには、Amazonが定める共通のガイドラインがあるので、こちらを参考にコンディションを選択しましょう。
例えば、スポーツ&アウトドア、カー&バイク用品のカテゴリであれば、下記のような決まりがあります。
コンディション | 汚れ傷 | 取説等の同梱品 | 新品購入時の部品やパーツ | 純正の箱の有無 | 製品保証 |
中古 – ほぼ新品 | なし | すべてあり | すべてあり | 必要 | 30日以内に動作しなくなった場合は返品受け入れが必要 |
中古 – 非常に良い | 軽微 | 一部紛失可 | 一部紛失可 | 必要 | 30日以内に動作しなくなった場合は返品受け入れが必要 |
中古 – 良い | 多 | 一部紛失可 | 一部紛失可 | 必要 | 30日以内に動作しなくなった場合は返品受け入れが必要 |
中古 – 可 | 多 | 一部紛失可 | 一部紛失可 | 紛失 | 30日以内に動作しなくなった場合は返品受け入れが必要 |
古物商許可が必要な場合あり
Amazonで中古品を販売する場合、古物商許可が必要なケースがあります。
古物商許可とは、中古品をビジネスとして販売するときに必要な資格です。
「不用品をAmazonで販売する」「新品をAmazonで販売」するといったケースでは、古物商許可の取得は必要ありません。
しかし、Amazonで新品を仕入れる場合は古物商許可が必要になるケースがあります。
古物営業法では「新品でも使用のために取引された物は古物(中古品)に含まれる」と定義されているので、個人が一度購入した物は、新品・未使用のままでも中古品として扱われるのです。
よって「個人が運営しているショップから新品を仕入れて転売するという行為は、中古商品をビジネスとして販売することになるので、古物商許可が必要になります。
古物商許可を取らなかったらどうなる?
古物商許可を取らないで転売を続けると、古物営業法違反として「3年以下の懲役または100万円以下の罰金」の罰則があります。
これに加えて、Amazonのアカウント削除がされる可能性もあるので、中古商品を扱うときは、古物商許可を取得しておくことをおすすめします。
新品しか出品できないカテゴリがある
Amazonで中古品を販売するには、新品しか出品できないカテゴリを覚えておく必要があります。
例えば、中古出品が禁止されているペット商品ですが、商品によってはコンディションで中古が選択できるケースがあります。
これは、出品者がカタログを作成する時に別のカテゴリからペット用品へのカテゴリが変更されると、コンディションの制限がかからないのが原因のようです。
それを知らずに、中古として出品をしてしまうとAmazonからペナルティを受ける可能性もあるので、新品しか出品できないカテゴリを覚えておく必要があります。
まとめ
Amazonでは下記カテゴリであれば中古出品が可能です。
- アマゾンデバイスアクセサリー
- 自動車
- 本
- カメラ
- ホーム&ガーデン
- 電化製品
- 音楽
- オフィス製品
- パソコン
- ソフトウェア
- スポーツ
- ビデオ、DVD、Blu-ray
- ビデオゲーム
Amazonで中古商品を扱う場合は、適切なコンディションを選択して、ビジネス目的の場合は、古物商許可が必要な場合があります。
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