門坂
- Amazon小口出品の基礎知識
- Amazon小口出品が売れないと言われている理由
- Amazonで小口出品が売れないときの対策
Amazonの小口出品形態とは
Amazonの小口出品とは、商品が売れるたびに手数料が発生する出品形態です。
Amazonセラーセントラルにおける基本的な機能を利用できます。
出品に関しては、すでに別の出品者が作成した既存ページに出品する相乗り出品がメインとなります。
Amazon相乗り出品のやり方を5STEPで紹介!小口出品のメリット
Amazon内で「新規商品ページを作成する」「大量に商品を出品する」といったケースでない場合は、小口出品形態の方が費用対効果が高いケースもあります。
小口出品は、大口出品と違い、取引が成立するまで手数料が発生することはありません。
小口出品者は月間登録料の代わりに、商品が売れると商品ごとの手数料・販売手数料を支払う仕組みのためです。
手数料に関しては下記記事で詳しく解説しています。
Amazon販売手数料完全ガイド【手数料の計算・確認方法も紹介】Amazonの小口出品が売れない4つの理由
Amazonの小口出品はデメリットが多く、商品がなかなか売れないと言われています。
小口出品が売れないといわれる理由を4つ紹介します。
出品カテゴリーに制限がある
Amazonの小口出品が売れないと言われてる理由1つ目が出品カテゴリー制限です。
小口出品の場合、下記カテゴリーに出品することができません。
- 時計
- ヘルス&ビューティー
- アパレル・シューズ・バッグ
- コスメ
- ジュエリー
- 食品&飲料
- ペット用品
取り扱われてない商品が出品できない
2つ目の理由は、取り扱われてない商品が出品できない点です。
Amazonの小口出品では、これまでに他の出品者が作成した商品ページに対して出品する「相乗り出品」にしか対応していません。
そのため、自分で新たに商品ページを作成することができないので、ニッチな市場に参入しにくいデメリットがあります。
誰かが作成したページに出品するということは、ライバルが多いということにも繋がるので、価格競争に巻き込まれるリスクもあります。
決済方法が大口より少ない
3つ目は決済方法が大口より少ない点です。
Amazonの小口と大口では決済方法に下記違いがあります。
決済方法 | 小口 | 大口 |
クレジット決済 | 〇 | 〇 |
Amazonギフト券 | 〇 | 〇 |
Amazonショッピングカード | 〇 | 〇 |
請求書払い | 〇 | 〇 |
キャリア決済 | 〇 | 〇 |
コンビニ決済 | × | 〇 |
代金引換決済 | × | 〇 |
Edy払い | × | 〇 |
「コンビニ決済」「代金引換決済」に対応できないので、現金支払いで買い物をしたいユーザーに対して商品を販売することができないのも売れない理由の1つと言えます。
カートボックスの獲得権利がない
4つ目はカートボックスの獲得権利がない点です。
カートボックスとは上記図のようの「カートボックス」を表示されるための権利です。
カートを取得できるかは、価格や、ショップの評価などでAmazonが判断・選別しています。
カートボックスを獲得できなかった出品者の商品は「その他商品」としてテキストベースで表示されます。
多くのユーザーは、「その他商品」としてテキストベースで表示されることも知らないため、Amazonで大きな利益を上げるには「カートボックス」の獲得が重要になってきます。
しかし、小口出品の場合いくら商品が売れてもこの「カートボックス」を獲得する権利がないということです。
Amazon小口出品方法の流れ
Amazon小口出品の流れは下記の通りです。
- コチラからAmazon出品用アカウント作成
- メールアドレス認証
- 事業選択
- ビジネス情報入力
- 出品者情報入力
- 請求先情報入力
- ストア情報入力
- 身分証明書提出
- ビデオ面談
詳細については下記記事で詳しく解説しています。
Amazonセラーセントラルの登録方法【面談対策についても紹介!】
Amazonで小口出品が売れないときの4つの対策
Amazonで小口出品が売れないときの3つの対策を紹介します。
最安価格で販売・最速の発送
小口出品が売れないときは最安価格で販売・最速の発送を心掛けましょう。
基本的にAmazonの小口出品の売れ行きは悪いので、商品を購入してもらうには大口出品者よりも最安価格である必要があります。
これに合わせて、商品も最速で発送する必要があります。
下記2つのケースを見てみましょう。
- 大口出品のA商品 2980円(商品価格) 翌日(発送)
- 小口出品のB商品 2800円(商品価格) 2~3日(発送)
小口出品で商品を売るには「商品価格」「発送」どちらも大口出品よりも優れている必要があります。
商品状態を細かく記載する
小口出品が売れないときは、商品状態を細かく記載しましょう。
特に中古品等を出品する時は、商品状態を細かく記載することで商品が売れやすくなります。
「仕様年数」「商品の傷の有無」「取説などの有無」など他の出品者よりも詳細に記入しましょう。
中古品の写真を添付することもできるので、ユーザーの不安をなくすことを意識した商品状態の記載が重要なポイントになります。
Amazon中古出品完全ガイド!【カテゴリや古物商についても徹底解説】FBAを活用する
小口出品が売れないときは、FBAを活用しましょう。
FBAとは「Fulfillment by Amazon」の略で、注文処理や配送サービスを自動化する手段として、Amazonが提供するサービスです。
Amazon FBAに登録している人は誰でも、返品や返金、Amazonの倉庫での商品の保管、ピッキングや梱包など、すべての配送をAmazonが処理してくれます。
FBAを利用するとPrimeマークがつき、発送元がAmazonになります。
特に、評価数の少ない、低いセラーは販売価格が安くても敬遠される可能性がありますが、Amazonから発送されることで安心感を提供できます。
結果、自己発送よりも商品が売れやすくなります。
FBAの利用方法は下記記事で紹介しています。
Amazon FBAには登録すべき?【特徴と登録方法を徹底解説】大口出品を目指した小口出品スタートなら問題なし!
これからAmazonで出品をするのであれば、小口出品で登録だけしておいて、本格的に販売するタイミングで大口出品に切り替えることをおすすめします。
小口出品は、上記で紹介したようにデメリットが多いので、本格的のAmazonに取り組むのであれば大口出品一択であると覚えておきましょう。
まとめ
Amazonの小口出品ガイドについて紹介しました。
Amazonの小口出品とは、商品が売れるたびに手数料が発生する出品形態です。
Amazonセラーセントラルにおける基本的な機能を利用できます。
小口出品は取引が成立するまで手数料が発生することはありませんが「出品カテゴリーに制限」「取り扱われてない商品が出品できない」「決済方法が大口より少ない」「カートボックスの獲得権利がない」といったデメリットがあります。
Amazonで本格に販売を開始したい方は大口出品への登録をおすすめします。
門坂
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